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ヤマハ「マグザム、グランドマジェスティ250/400、TMAX、VOX」(各種不具合)    (2007/5/10 - 2149 Clicks)
【該当車両】
マグザム、グランドマジェスティ250/400、TMAX、VOX

【理由】
(1)燃料タンクにおいて、燃料ポンプ取付部のシールの材質が不適切なため、オゾン劣化により当該シールに亀裂が生じるものがある。そのため、そのまま使用を続けると、亀裂が進行し、最悪の場合、燃料満タン時にポンプ取付部から燃料が漏れるおそれがある。

(2)燃料タンクにおいて、燃料ポンプに至る電気配線の防水性が不適切なため、電気配線に入った水が当該ポンプのカプラ内に浸入することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、端子が腐食して折損し、燃料ポンプが作動しなくなり、最悪の場合、エンジンが停止し、再始動できなくなるおそれがある。

(3)原動機のカムチェーンテンショナーにおいて、原動機の冷却性能が高すぎるため、ブローバイ中の水分が当該テンショナー内部に結露し、テンショナーが錆びて固着することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、カムチェーンが振れて異音が発生し、最悪の場合、当該チェーンが外れてエンジンが停止し、再始動できなくなるおそれがある。

(4)教習車仕様の車両において、教習時にブレーキをかけながらスロットルを開ける操作が頻繁に行なわれるため、クラッチキャリアがクラッチハウジングと滑りながら接触することから、摩擦により異常発熱して、クラッチキャリアが早期に摩耗するおそれがある。

【対策】
(1)全車両、燃料ポンプ取付部のシールを対策品と交換する。(ニトリル系 からフッ素系に変更する。)

(2)全車両、水抜き機能を有するカプラ付サブハーネスを追加する。
また、燃料ポンプのカプラ内の端子を点検し、錆びているものは、燃料ポンプを新品と交換する。

(3)全車両、防錆処理を施したカムチェーンテンショナーと交換する。

(4)全車両、2次減速機の歯車を対策品と交換し、2次減速比を高くする。

【連絡先】
お客様相談室(国内専用窓口)
受付時間:9:00~12:00 / 13:00~17:00
月~金曜日(祝日、弊社所定の休日等を除く)
フリーダイヤル 0120-090-819
TEL 0538-32-1166
※携帯電話ではフリーダイヤルをご利用できません。0538-32-1166をご利用ください
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