いすゞ「ギガ」(走行不能など) (2012/5/31 - 737 Clicks) | |
【対象車種】 ギガ 【不具合の内容】 大型トラック用エンジンにおいて、 (1) 燃料供給ポンプ(サプライポンプ)を作動させるベアリングケースのベアリング及びシャフトの強度が不足しているため、当該ベアリングが損傷したり、シャフトに亀裂が生じることがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、シャフト、サプライポンプのカップリング並びにギヤ等が破損し、最悪の場合、走行不能並びに操舵力の増大に至るおそれがある。 (2) ブローバイガス還元装置のガス取出し位置が不適切なため、急傾斜の坂道で使用した場合、エンジンオイルがブローバイガスの通路を経由して吸気管に吸入され、シリンダ内で燃焼するため、エンジン回転が上昇し、最悪の場合、エンジン内部が損傷し、再始動ができなくなるおそれがある。 (3) 冷却水温度が高温の時の燃料噴射制御プログラムが不適切なため、ピストンの温度が高くなり、ピストンに過大な負荷がかかることがある。そのため、高水温状態で繰返し使用すると、ピストンに亀裂が生じ、穴が開き、エンジン出力の低下及び白煙を排出し、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。 【対策】 (1) ベアリングケースを対策品に交換する。また、カップリング及びギヤ等を点検し、カップリングが損傷している場合はカップリングを新品に交換し、ギヤ等が損傷している場合はエンジンを交換する。 (2) ヘッドカバー、燃料供給ポンプ(サプライポンプ)を作動させるベアリングケース及び、ブローバイホースを対策品に交換する。 (3) エンジン制御プログラムを書き換える。また、エンジンを点検し、異音または白煙排出が見られるものは、エンジンを交換する。 【連絡先】 いすゞ自動車株式会社お客様相談センター フリーダイヤル:0120-119-113 オープン時間 :月曜~金曜(除く祝祭日) 9:00~17:00 いすず | |
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