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マツダ「CX-60」(加速不良が発生するおそれなど)    (2023/10/31 - 457 Clicks)
【該当車両】
CX-60
対象型式、シリアルナンバー等の詳細情報はこちらからご覧ください

【内容】
(1)エンジン制御コンピュータにおいて、故障判定する条件が不適切なため、PレンジやNレンジでのアイドル運転時に、吸排気圧センサに異常があると誤判定することがあります。そのため、エンジン警告灯が点灯すると共にフェイルセーフ機能が作動してアイドリングストップが作動しなくなるおそれがあります。また、エンジン出力と過給制御の制限により、加速不良が発生するおそれがあります。
(2)エンジン制御コンピュータにおいて、低圧EGR(排気ガス再循環装置)のフィードバック量の設定が不十分なため、高速登坂中に緩加速する等した場合、ターボチャージャの吸気側に導入される低圧EGRガスに圧力変動が発生し、低圧EGRガスが流れにくくなることで故障判定し、エンジン警告灯が点灯するおそれがあります。
(3)エンジン制御コンピュータにおいて、制御プログラムが不適切なため、停車中に低外気温になるとEGRバルブに付着した凝縮水が氷結し、エンジン始動時にバルブが開かず、エンジン警告灯が点灯することがあります。そのため、フェイルセーフ機能が作動してアイドリングストップが作動しなくなるおそれがあります。また、エンジン出力の制限により、加速不良が発生するおそれがあります。
(4)トランスミッションにおいて、製造工程での油圧学習が不適切なため、学習値にずれが生じたものがあります。そのため、クラッチを締結する油圧の追従性が低下し、変速ショックや走行中のギクシャク感が発生するおそれがあります。
(5)ドライバー・パーソナライゼーション・システム搭載車のボディ・コントロール・モジュールにおいて、制御プログラムが不適切なため、後付け用品のドライビングサポートプラス専用キーを使用した場合に、ドライバー・パーソナライゼーション・システムと連携できません。そのため、ドライバー・パーソナライゼーション・システムのドライバー登録ができません。また、ドライバー変更時にセンターディスプレイの画面がフリーズし、30秒間ナビやオーディオ等を操作できません。

【対策】
(1)(2)(3)全車両、エンジン制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正します。
(4)全車両、トランスミッション制御コンピュータの油圧学習制御プログラムを対策プログラムに修正し、トランスミッションの初期学習を実施します。
(5)全車両、ボディ・コントロール・モジュールの制御プログラムを対策プログラムに修正します。

【連絡先】
マツダコールセンター
0120-386-073
受付時間
平日:9:00~17:00
土日祝:9:00~12:00 13:00~17:00
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