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リコール・自主回収情報 
医薬品
大日本住友製薬「トクレススパンスールカプセル30mg」(溶出率承認規格逸脱)    (2016/8/29 - 633 Clicks)
【一般名及び販売名】
一般名:
販売名: トクレススパンスールカプセル30mg

【対象ロット、数量及び出荷時期】
製造番号     包装形態       数量(個)     出荷時期
2070C   PTP  100P    13,821    2015年 4月20日
2071C   PTP  500P     1,600    2015年 5月 8日
2071C   PTP 1000P       575    2015年 5月15日
2073C   PTP  100P     7,994    2015年 6月29日
2073C   PTP  500P       600    2015年 7月21日
2073C   PTP 1000P       285    2015年 7月 8日
2074C   PTP  100P     7,495    2015年 8月 3日
2074C   PTP  500P       500    2015年 9月 1日
2074C   PTP 1000P       379    2015年 8月25日
2075C   PTP  100P    13,828    2015年10月 1日
2076C   PTP  500P     1,400    2015年10月 1日
2076C   PTP 1000P       682    2015年10月 7日
2077C   PTP  100P    13,748    2015年11月25日
2078C   PTP  100P     7,193    2016年 1月13日
2078C   PTP  500P     1,324    2015年11月16日
2079C   PTP  500P       850    2015年12月21日
2079C   PTP 1000P       962    2015年12月 1日

【理由】
本製品(製造番号2074C)の定期安定性試験1年目において溶出試験を実施しましたところ、溶出率が承認規格
(4時間値;最大65%以下)の上限を外れた結果が得られました。また、同時期に製造された製造番号2073C
の参考品でも溶出率(4時間値)が承認規格の上限を外れました。
原因として、当該2ロットに使用した徐放性顆粒の被膜状態が経時的に変化した可能性が考えられたため、当該
2ロットを含め、同じ徐放性顆粒を使用した一連の製品ロットを自主的に回収することと致しました。

【危惧される具体的な健康被害】
溶出率の4時間値における承認規格からの乖離は僅かであり、2時間値及び24時間値における承認規格は満たして
おり、主薬含量も規格内でした。また、本製品は徐放製剤ですが、他のペントキシベリンクエン酸塩同含量の速
放錠も、同じ用法・用量で同効能に使用されています。これらのことから、本回収理由による安全性への影響は
ほとんどないと考えられますので、重篤な健康被害が発生する可能性はないと考えております。なお、現在まで
に本回収理由による健康被害の報告は受けておりません。
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