武田薬品工業「リオベル配合錠LD」(識別コード違い) (2015/4/9 - 741 Clicks) | |
【一般名及び販売名】 一般名: アログリプチン安息香酸塩/ピオグリタゾン塩酸塩 販売名: リオベル配合錠LD 【対象ロット、数量及び出荷時期】 対象ロット:O085、O086、O087、O088、O089 数量 :8554箱(ロットO085 1箱100錠入り) 9124箱(ロットO086 1箱100錠入り) 9364箱(ロットO087 1箱100錠入り) 6238箱(ロットO088 1箱100錠入り) 613箱(ロットO088 1箱500錠入り) 1953箱(ロットO089 1箱500錠入り) 出荷時期 :平成27年2月9日~平成27年4月1日 【理由】 今般、リオベル配合錠LD(O089)のPTPシート包装内に異なる識別コードの刻印が 施された錠剤1錠が入っている」との連絡を医療機関から受けました。当社に保存されて いる当該ロットを含むキャンペーン生産品5ロットの参考品を確認したところ、当該ロット の他、同一キャンペーンロット中に同様の異なる識別コード(リオベル配合錠HDの識別 コード)の刻印の錠剤を確認致しました。社内で調査した結果、当該キャンペーン生産中の 製錠工程において、当該製品の製錠に使用する杵とは異なるものを用いて生産したものと 特定致しました。 製造所で保有する全ての杵についての一斉点検を実施しました。またリオベル配合錠に関し ては、製造開始後全てのロットに係る参考品などの調査結果及び作業記録の確認結果から、 本件に起因する刻印異常の波及範囲は、当該ロットを含むキャンペーン生産品5ロットと 特定しました。 今回認められた問題は、識別コードの杵のみであり、用量を示す臼側の刻印に問題はありま せんでした。すなわち製品本質は当該製品そのものです。本錠剤を当該製品として服用した 場合には本件による健康被害が生じることはないと考えますが、異なる識別コードの記載に より、リオベル配合錠HDとして処方・服用された場合、有効性に問題が生じる可能性が 否定できないと考え、対象5ロットを速やかに市場から回収することといたしました。 【危惧される具体的な健康被害】 対象ロットの製品の品質に物理化学的な問題はありません。識別コードの記載から誤って リオベル配合錠HDとして処方・服用された場合、有効性に問題が生じる可能性は否定でき ませんが、重篤な健康被害のおそれはまず考えられないと判断しております。尚、現時点 では、当該事象による健康被害の報告はありません。 | |
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