三菱自動車「パジェロ」(再始動できなくなるおそれなど) (2014/10/17 - 978 Clicks) | |
【該当車両】 パジェロ 対象型式、シリアルナンバー等の詳細情報はこちらからご覧ください 【理由】 (1) タイミングチェーンテンショナーの張力調整機構の構造が不適切なため、 タイミングチェーンにかかる張力が不足して、エンジン駆動中に異音が発生することがあります。 そのため、そのままの状態で使用を続けると、タイミングチェーンが破損し、最悪の場合、 エンストして再始動できなくなるおそれがあります。 (2) エンジンECUの燃料噴射プログラムが不適切なため、 燃料噴射の学習機能が正常に機能しないことがあります。 そのため、DPF(ディーゼル粒子状物質除去装置)に過剰に煤が堆積し、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、 エンストして再始動できなくなるおそれがあります。 (3) ターボチャージャの可変ノズルベーンを駆動するリンク部の耐食性が不十分なため、 当該リンク部が発錆して固着する場合があります。 そのため、エンジンECUが過給圧異常を検出してエンジン警告灯が点灯し、 出力制限を伴うフェールセーフモードに入るとともに、排気ガス濃度が基準値を超過するおそれがあります。 【対策】 (1) 全車両、タイミングチェーンテンショナーを対策品と交換します。 また、タイミングチェーンシステムを点検し、損傷が確認された場合は、システム一式を新品と交換します。 (2) エンジンECUのプログラムを対策品に書き替え、燃料噴射学習を実施するとともに、DPFを点検し、 煤が過剰堆積しているものは新品に交換します。 また、メンテナンスノートの「コモンレール噴射システム噴射量補正」点検整備方式のページにシールを貼り付け、 正しい記載内容に訂正します。 なお、エンジンECUが対策済みの車両は、メンテナンスノートの訂正のみを実施します。 (3) 全車両、ターボチャージャの可変ノズルベーンを駆動するリンク部のターンバックルを対策品と交換し、 エンジンECUのプログラムを対策品に書き替えます。 【連絡先】 お客様相談センター フリーダイヤル 0120-324-860 受付時間 9:00~17:00 (土・日 9:00~12:00 13:00~17:00) | |
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