エクリプス クロス、アウトランダー、アウトランダーPHEVの燃料ポンプについて


リコール届出番号 5439 リコール届出日 令和6年1月26日 リコール開始日 準備でき次第

基準不適合状態にあると
認める構造、装置又は
性能の状況及びその原因
燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成型条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがあります。そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、ガソリン車においては走行中エンストに至り、PHEV車においてはバッテリー残量が無くなり、走行不能となるおそれがあります。
改善措置の内容 全車両、燃料ポンプモジュールの製造番号を確認し、対象のものは、燃料ポンプを対策品と交換する。なお、部品が準備でき次第、部品交換を改めて案内します。
1.  2024年1月現在、交換用部品の準備が整っておらず、ご入庫をお待たせしますことをお詫び申し上げます。
対象のお客様には交換用部品の準備が整い次第、改めて修理作業の開始時期をダイレクトメールにてご案内させていただきます。
2.  お客様のお車が対象となるかどうかにつきましては、 当サイトのリコール等対象車両検索 でご確認ください。
3.  対象車両の製作期間は、ご購入の時期とは異なります。
4.  リコール対象車の車台番号の範囲には、 対象とならない車両も含まれている場合があります。


型式 通称名 リコール対象車の車台番号
(シリアル番号)の範囲及び製作期間
リコール
対象車
の台数


DBA-GK1W エクリプスクロス GK1W-0000106 ~ GK1W-0105516
平成30年3月1日 ~ 令和元年10月31日
17,763台
DLA-GG2W アウトランダー PHEV GG2W-0402774 ~ GG2W-0407781
平成29年7月3日 ~ 平成30年8月2日
4,994台
5LA-GG3W GG3W-0600102 ~ GG3W-0701510
平成30年8月3日 ~ 令和元年10月30日
8,851台
DBA-GF7W アウトランダー GF7W-0400588 ~ GF7W-0700301
平成29年7月3日 ~ 令和元年10月28日
2,018台
DBA-GF8W GF8W-0401209 ~ GF8W-0700597
平成29年7月3日 ~ 令和元年10月29日
3,143台
  (計5型式) (計3車種) (製作期間の全体の範囲)
平成29年7月3日 ~ 令和元年10月31日
(計 36,769台)  

交換修理用部品が、組付けられた可能性がある車両の範囲

型式 通称名 リコール対象車の車台番号
(シリアル番号)の範囲及び製作期間
リコール
対象車
の台数
備考

DLA-GG2W アウトランダー PHEV GG2W-0005453 ~ GG2W-0400317
平成25年8月24日 ~ 平成29年2月14日
12台 1760A472
DBA-GF8W アウトランダー GF8W-0004103 ~ GF8W-0300769
平成25年1月10日 ~ 平成27年7月24日
3台 1760A416
  (計2型式) (計2車種) (製作期間の全体の範囲)
平成25年1月10日 ~ 平成29年2月14日
(計 15台)  

交換修理用部品として出荷し、組付けられた車両が特定できないもの
対象の部品名 部品番号 対象部品の出荷期間 対象部品数 適応車種
(型式)
ポンプ&ゲージASSY,
フューエルタンク
1760A414 平成31年3月11日 1個 アウトランダー
2WD (GF7W)
1760A416 平成30年2月24日 ~ 平成31年2月25日 4個 アウトランダー
4WD (GF8W)
1760A472 平成29年7月11日 ~ 令和2年1月9日 21個 アウトランダーPHEV
(GG2W/GG3W)
1760A612 平成31年2月15日 ~ 令和2年9月11日 6個 エクリプス クロス
2WD (GK1W)
1760A613 平成30年8月29日 ~ 令和2年9月24日 5個 エクリプス クロス
4WD (GK1W)
合計 (計 37個)  
※:「改善措置の内容」に記載の「燃料ポンプモジュール」に相当。
交換修理用部品が組付けられた車両は、同様の改善を実施します。

<ガソリン車> エクリプス クロス、アウトランダーにお乗りのお客様へのお願い

1.  エンジンが掛かりにくい 走行中に加速しない エンジンが異常に振動する 等のエンジン不調が発生した場合は、速やかに三菱自動車販売店までご連絡ください。
2.  万が一走行中にエンストした場合(意図せずにエンジンが停止してしまった場合)、以下の対応をお願いします。また、速やかに三菱自動車販売店までご連絡ください。
■速度の維持や加速ができなくなりますので、非常点滅表示灯(ハザードランプ)を点滅させて後続車へ合図を
   するとともに、 直ちに路肩等の安全な場所に停車してください
■高速道路や自動車専用道路では、車両後方に停止表示板や発炎筒を設置するとともに、 乗員の方々は
    ガードレールの外や待避所等の安全な場所に避難してください
■ブレーキペダルの踏み込みが硬くなり、ブレーキの効きが非常に悪くなりますので、 通常より強く
    ブレーキペダルを踏み続けてください。
■ハンドルが重くなりますので、 ハンドル操作に注意してください
3.  販売会社の定休日や営業時間外に不具合が発生した場合は、JAFや保険会社のロードサービスへ救援の依頼をお願いします。

<PHEV車> アウトランダーPHEVにお乗りのお客様へのお願い

1.  メーターインフォメーション画面に警告表示「EVシステム点検」が表示され、以下のような事象が発生した場合は、速やかに三菱自動車販売店までご連絡ください。
■駆動用バッテリー残量が少ないにも関わらずエンジンが掛からない。
■SAVEモードやCHARGEモードにしてもエンジンが掛からない。
■エンジンが異常に振動する。
2.  PHEV車はエンジンが始動しない場合であっても駆動用バッテリーの電力を使用し、EV走行が可能ですが、駆動用バッテリー残量が無くなると走行不能となりますので、バッテリー残量に注意いただきながら、速やかに三菱自動車販売店までご連絡・ご入庫ください。
3.  販売会社の定休日や営業時間外に不具合が発生した場合は、JAFや保険会社のロードサービスへ救援の依頼をお願いします。