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UDトラックス「クオン」(再始動できなくなるおそれなど)    (2017/12/15 - 575 Clicks)
【該当車両】
クオン
対象型式、シリアルナンバー等の詳細情報はこちらからご覧ください

【理由】
大型トラックにおいて、
①バッテリー固定プレートの形状が不適切なため、バッテリー端子に電源ケーブルを取り付けた際、電源ケーブルが固定プレートの端部と干渉するものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、電源ケーブルの被覆が損傷して短絡し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止し、再始動できなくなるおそれがあります。

②ワイパーの作動を制御する車両マスター制御ユニットのプログラムが不適切なため、ワイパー作動中に特定の操作を行うと、ワイパーの制御がフェイルセーフになることがあります。そのため、ワイパーが一定時間停止し、必要な視野を確保することができなくなるおそれがあります。

③駆動力取出し装置(PTO)の組付作業が不適切なため、シャフト部の表面に防錆対策用テープの接着成分が残ったまま、ベルト駆動用プーリーが組付けられたものがあります。そのため、ベルト駆動用プーリーの取付ナットの締付け力が不足し、そのままの状態で使用を続けると、取付ナットが緩み異音が発生し、最悪の場合、駆動用プーリーが脱落して、他の交通の妨げになるおそれがあります。

④低床式前2軸車の前前軸タイロッドエンドのクランプ部の組付作業が不適切なため、取付ボルトの締付けトルクが不足しているものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、取付ボルトが緩みタイロッドエンド部にガタが生じ、最悪の場合、タイロッドからタイロッドエンド部が抜けて、操舵不能になるおそれがあります。

【対策】
①全車両、バッテリー固定用プレートの端部に保護材を取付けます。併せて、電源ケーブルを点検し、損傷がある場合は保護材の取付けまたは新品に交換します。

②全車両、車両マスター制御ユニットのプログラムを書き換えます。

③全車両、ベルト駆動用プーリー締結部の点検・清掃を行ない、取付ナットに緩みがある場合はPTOリバースユニット一式を新品に交換します。
なお、交換部品の準備に時間を要するため、準備でき次第、改めて部品を交換します。

④全車両、タイロッドエンドのクランプ部を、規定トルクで再度締め付けます。

【連絡先】
UDトラックス株式会社 お客様相談室
〒362-8523 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地
フリーダイヤル 0120-67-2301
オープン時間 月曜日~金曜日 9:00~12:00、13:00~17:00
但し、会社休業日を除きます。
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