KTM「950,990Adventure, 950Superenduro」(制動力が不足するおそれなど) (2007/6/23 - 1239 Clicks) | |
【該当車両】 2003年~2005年式 950Adventure (S) 2005年~2006年式 950Supermoto 2006年式 950Superenduro R 2006年式 990Adventure (S) 2007年式 990Adventure(Sモデルは除く) 【理由と対策】 ・後輪の制動装置において、キャリパーピストンの遮熱構造が不適切なため、制動時の発生する熱でブレーキオイルが高温になることがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ブレーキオイルが沸騰し、最悪の場合、ベーパーロックが発生し、制動力が不足するおそれがある。 -作業内容:後輪のキャリパーピストンを対策品と交換する。 ・後輪の制動装置において、マスターシリンダーの油路及びインナーカバーの構造が不適切なため、インナーカバーとブレーキオイルの間に気泡が残っているものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、リザーバタンクの液量が減ったときにその気泡がオイルラインに混入し、最悪の場合、制動力が不足するものがある。 -作業内容:車両のモデル番号を確認し、後輪のマスターシリンダー一式又はインナーカバーを対策品と交換する。 ・後輪の制動装置において、ABSブレーキホースの取り回しが悪いため、エンジンの振動によりブレーキホースが共振し、ブレーキオイルに気泡が発生しやすくなるものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、気泡が増加し、最悪の場合、制動力が不足するおそれがある。 -作業内容:後輪のABSブレーキホースを対策品と交換する。 ・燃料タンクの構造が不適切なため、左右の内圧が均一でなくなるものがある。そのため、そのまま使用を続けると、燃料供給が適切に行われず、エンジンが停止し、再始動できないおそれがある。また、燃料タンクの内圧が異常に上昇した場合、ガソリンキャップを開けると突然ガソリンが噴出し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。 -作業内容:燃料タンクに左右の内圧を均等にするためのコネクションホースを取り付ける。 【連絡先】 最寄りのKTM正規ディーラー店へ | |
自動車・バイク・自転車 |
| ▲ ページトップに戻る|